2009年09月30日
紅葉を待つ間
この写真は、去年の松延です。
毎年秋になると、鮮やかなグラデーションで私たちの目を楽しませてくれる紅葉ですが、その年、その年で見られる色が違うそうです。
アルペンルートの紅葉は始まっていますが、松延の周りは10月中旬~ですのでもう少しお待ちくださいね。待っている間、少しだけ紅葉についておさらいしたいと思います。
みなさんがと呼んでいる紅葉の中には紅葉と黄葉の2種類があります。
コハウチワカエデ、コミネカエデ、メグスリノキ等は紅色が顕著なもの、イタヤカエデ、ヒトツバカエデ、ミネカエデ等は黄色が顕著な植物です。カエデの場合、種類によっては一本の木に紅葉、黄葉が共存することも観察できるそうです。
カエデ類の葉の細胞には葉緑体という光合成をおこなう器官があります。この葉緑体の中には緑色のクロロフィルと黄色のカロチノイドという色素があるので、光合成をおこなっている夏のあいだ葉は緑色に見えます。ところが落葉前になって光合成をおこなわないようになると、カロチノイドは残りますがクロロフィルは壊れていきます。すると、黄色の色素だけがあるわけですから葉は黄色く見えるのです。これが黄葉のしくみです。
次に紅葉する葉では、この落葉前にカロチノイドが残るところは同じですが、それに加えて細胞中にあった糖分がアントシアンという紅色の色素に変わります。これが紅葉です。二色のカエデがあったのはこのためです。
アントシアンが出来るには8度以下の低温と十分な光が必要だと考えられています。空気が澄んだ冷え込みの厳しい山あいで鮮やかな紅葉が見られるわけはこうした気象条件が整っているからなのです。
紅葉が待ち遠しいですね!!